電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-2-5
局所運動を統合して平面の空間認識を行う神経網モデルのLSI化
◎守谷 哲・秋間学尚・川上 進・矢野雅文・中島康治・櫻庭政夫・佐藤茂雄(東北大)
物体の動きや空間的位置関係を把握する空間認識は,歩行ロボットや自動運転車等の実現に不可欠である.我々は,川上等によって提案された運動視により空間認識を行う神経網モデルをLSI化することで,自動運転車の衝突回避システム等に応用できる空間認識システムの構築を目指している.本研究では,網膜上の局所領域を通過する線分の方位と速度(局所運動)の情報を統合することで,接近する平面の方位と衝突までの時間(Time To Collision :TTC)の検出を行うLSIをTSMC65umの設計規則に従い設計した.設計にあたって課題となる細胞間の膨大な結線を時分割方式で仮想的に実現し,2mm角のチップ上にMST野細胞に対応するProcessing Elementを64個集積した.このチップは最大256個まで並列に接続することが可能である.