電子情報通信学会総合大会講演要旨
CK-3-3
ベトナムエビ養殖場水質モニターから見たIoTの課題と効果
◎石橋孝一郎(電通大)・Thinh Tran Ngoc・Hieu Bui Van・Anh Pham Hoang(Ho Chi Minh City Univ. of Tech.)
  近年東南アジアにおいてえびの養殖が盛んで、日本などにも輸出して外貨獲得のための重要な産業に成長している。しかし、養殖中の大量死が頻発しており社会問題になっている。この問題を解決するために、えび養殖場の水質モニターができるセンサネットワークシステムを開発している。ホーチミン工科大学が地元の養殖業者と契約をしてベトナムの養殖場における実証実験を進めている。
 PH、温度、水中酸素濃度(DO)を測定し、サーバーにデータを蓄積して監視できるようにした。太陽光によるエネルギーハーべスティングと6Low Panによるシステム消費電力低減も試みた。
 これらを通して、センサネットワーク等のIoTに関する課題は(1)低コスト、低メンテナンスのセンサネットワークシステムを実現(2)得られたデータから有効な知識を得てフィードバックできるしくみの構築 することが明らかになった。養殖業者等のステークホルダが初期投資と維持コストよりも大きな利益を得るようにする必要がある。
 これまで、センサネットワークの導入により、攪拌機の消費電力量低減などの効果が得られている。