電子情報通信学会総合大会講演要旨
CI-5-5
テラヘルツ波を用いた送電鉄塔塗装材の腐食計測
◎布施則一・福地哲生(電中研)・水野麻弥・福永 香(NICT)
送電鉄塔用腕金の撤去品等に対しテラヘルツ(THz)イメージングを適用し,鋼材腐食の実態を明らかにする試みを行った。塗膜下腐食の分布を非破壊で評価できることが確かめられた。特に,海風を受ける面で顕著な塗膜下腐食が観察された。部分的には,塗膜欠けや腐食液の回り込みなど様々な劣化様相が明らかとなった。さらに,太平洋岸に暴露した塗装鋼板模擬試料を用い,時間領域分光法とTHzカメラ両手法によるイメージングを実施した。その結果,2桁程度のS/N比を持つ光学系を用いることで,腐食点それぞれの劣化度が区別できることが分かった。また,カメラ測定では11〜17倍の測定高速化が見込まれることが分かった。