電子情報通信学会総合大会講演要旨
CI-3-5
中赤外・テラヘルツ領域における二重上位準位量子カスケードレーザの広帯域動作
○藤田和上・道垣内龍男・伊藤昭生・日髙正洋・枝村忠孝(浜松ホトニクス)
結合二重上位準位(DAU)活性層構造を用いた複数の量子カスケードレーザ(QCL)の広帯域動作を報告する.様々な波長に設計されたDAU-QCLにおいて,Δλ/λ0~0.4 (>500cm-1)の極めて広いエレクトロルミネッセンスが得られている.極めて広いエレクトロルミネッセンスにもかかわらず,これらDAU-QCLは良好なレーザ特性を示しており,各波長において室温連続動作を実現している.これら素子を外部共振器に導入し,室温連続動作ですべての素子においてΔλ/λ0>0.2の広帯域波長掃引とシングルモード動作を実現した.さらに,DAU構造を用いた差周波発生型テラヘルツQCLを作製し,室温で高効率にTHz波を発生させることに成功した.