電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-15-7
発汗率の部位依存性を考慮した人体体温解析手法の開発
○西尾 渉・平田晃正(名工大)
暑熱環境などの熱ストレスによる人体の安全性を評価するには,体内温度上昇,発汗の時間変化を解析,検討することが重要となる.筆者らは,部位ごとの血液温度を考慮できる混成熱解析手法を開発,精巧な数値人体モデルに適用し,暑熱環境下,電波ばく露による人体温度変化を解析し,測定値との比較によりその有効性を確認してきた.しかしながら,発汗に関しては,全身の総発汗量を平均化する手法を用いており,部位ごとの発汗量を十分考慮できていないため,局所的な温熱ばく露に適していない可能性がある.本稿では,部位ごとの発汗率を考慮したモデルを開発,従来の体温解析手法に実装し,解析結果を外気温変化に対する体内温度測定実験の結果および従来の結果と比較,検討をした.