電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-15-4
TMSコイルによる脳内誘導電界局在性の被験者間ばらつき
○岩橋真宏(名工大)・Illka Laakso(Aalto Univ.)・平田晃正(名工大)
近年,医療分野において脳組織を電波により非侵襲的かつ電気的に刺激することに関心が高まっている.その方法の一つとしてTMS(経頭蓋磁気刺激法)が挙げられる.TMSとは,頭部近傍にコイルを配置し,そのコイルに電流を流した際に発生する磁場により,脳内に電流を誘導,刺激する手法である.現在,安全性に関しては重篤な副作用が出るとの報告はされていないものの,TMSによる刺激は,意図した部位のみに留まらず,周辺の部位にも電流が誘導されるため,更なる副作用を生ずる可能性がある.本稿では,脳内誘導電界の局在性の向上を目的とし,複数のリアル人体頭部モデルを用い,TMSコイルによる脳内誘導電界局在性の被験者間ばらつきを評価する.