電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-14-13
電気光学変調器による波長チャープ変調を用いた3次相互変調歪補償の検討
◎前田幸子・河合 正・榎原 晃(兵庫県立大)・山本直克(NICT)・川西哲也(早大)
マッハツェンダー型電気光学変調器(MZM)は原理的に非線形特性を有するため歪みの発生が問題となる場合がある.特に3次相互変調歪(IMD3)は信号周波数帯域内に発生するため,光ファイバ無線等のアナログ変調においては深刻な影響を与える可能性がある. 本報告ではチャープ変調を行う2つのMZMを組み合わせたデュアル・パラレル型マッハツェンダー光変調器(DPMZM)を用いてIMD3を光学的に補償する方法を検討した. このような手法では,補償効果が変調周波数に依存しない利点がある.従来報告されていたDPMZMを用いてIMD3を補償する方法では,光導波路の光分岐比率の調節等が必要であった.本報告の構成は,DPMZMは対称構造で光分岐は等分配のため,光分岐比率の調節が不要となる利点がある.