電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-14-9
QPSK変調による300 GHz帯無線リアルタイム伝送
◎藤田悠介・安田 優・久武信太郎(阪大)・桑野 茂・寺田 純・大高明浩(NTT)・永妻忠夫(阪大)
テラヘルツ(THz)波帯を用いたコヒーレント高速無線通信が注目を集めている.THz波の生成には光周波数コムから光フィルタを用いて2本の光波を切り出し,光電変換する手法がある.しかし,切り出した2本の光波に生じる位相揺らぎによってTHz波の位相が変動するため,データ信号の復調には受信側でデジタル信号処理を用い,伝送特性の評価をオフラインで行う方法が一般的である.それに対し,キャリア信号の生成と変調に光技術を用いる場合,キャリア信号の位相を安定化しなければ,正しく評価できないことを報告してきた.今回,独自の位相安定化システムを用いてコヒーレントTHz波を生成し,QPSK変調による300 GHz帯無線伝送のリアルタイム評価を行ったので報告する.