電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-13-1
スラブ光導波路分光法を用いたガラス/溶液界面からのチトクロームcの脱離反応のその場観察
◎田口真也・河済博文(近畿大)・岡部浩隆・長村利彦・松田直樹(産総研)
cytcを吸着させたITO電極をバイオセンサー等に応用する場合、溶液と接触した場合では時間経過とともにcytcの脱離や失活が生じ、数時間後にはほとんど活性が失われてしまう点が大きな問題である。cytcの活性を保ったままITO電極等の基板表面に固定化を進めることが必要であり、そのためにはcytcが脱離しにくい表面修飾方法を見出すことと、それを評価する方法の確立が必要である。
そのため、アームを三次元駆動可能なオートサンプラーとマイクロピペットを組み合わせ、SOWGセル内の溶液を自動的に連続で交換させる装置を作製した。SOWG分光法のその場観察吸収スペクトルにおいて、溶液交換に伴うソーレ帯のピーク強度減少から、固液界面に吸着させたタンパク質の脱離反応をその評価するシステムを開発した。本講演ではcytcの脱離反応をその場観察した結果を報告する。