電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-12-23
増幅読み出し回路の切り替え機能を有するイメージセンサの提案
◎前川晋太郎・大高俊徳・浜本隆之(東京理科大)
CMOSイメージセンサが撮像可能な被写体の明るさの範囲(ダイナミックレンジ)は,通常60~70dB程度である.このダイナミックレンジ以上に,被写体の明暗差が大きい場合には,白飛びや黒潰れが発生するという問題がある.そこで,ダイナミックレンジを拡大する方法について様々な研究が行われている.そのひとつに,画素ごとに感度を変えて撮像することで,単板のイメージセンサを用い,ワンショットでダイナミックレンジを拡大可能な手法がある.我々は,画素ごとの感度の変化を,画素回路の増幅率の変化によって実現することを検討している.本稿では,フォトダイオードの電圧値の読み出し回路を切り替えることで,画素ごとに,異なるふたつの増幅率で読み出すことができるイメージセンサを提案し,従来の撮像方式と比較検討を行う.