電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-12-17
バルク電圧制御型発振器を用いたADCの設計
◎吉尾恒洋・木原崇雄・吉村 勉(阪工大)
近年、電圧制御発振器(VCO)を用いてA/D変換器(ADC)の低電圧動作と高速サンプリングを両立させる研究が盛んに行われている。本研究では、低電圧(1 V以下)での動作を実現するため、バルク電圧制御型インバータを用いたリング型VCOを構成し、ADCへの有効性を示す。
MATLAB/Simulinkを用いたシミュレーションの結果、ADCの入力電力が-35 dBFS時に55.09 dBのSFDR (Sprious Free Dynamic Range)を得た。しかし、入力電力が-35 dBFSを超えるとVCO利得(Kvco)の非線形性により、2次高調波が増大し、SFDRが低下する。したがって、より良好なSFDR特性を得るためには、Kvcoの非線形性を補償し、2次高調波を抑制することが必要であるとわかった。