電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-7-7
強度輸送方程式法と連続的位相変調による空間直交振幅変調信号光の高精度非干渉検出
○吉冨圭史郎・菅野円隆・文仙正俊(福岡大)
ホログラフィックデータストレージのさらなる大容量化手法として,信号光の強度分布に加えて位相分布にも多値変調を施す空間直交振幅変調(Spatial Quadrature Amplitude Modulation :SQAM)が研究されている.一般的なSQAM信号光の検出復調には計測用参照光を用いた干渉計測法が用いられ,これが再生時の振動耐性の低下や光学系の大型化を引き起こす要因となりうる.我々は干渉計測に拠らない強度輸送方程式(Transport of Intensity Equation :TIE)法をSQAM信号光の検出復調に適用する研究を進めてきた.TIE法では,被検光波の空間位相分布が離散的に変化する場合,光位相の復調精度が低下する.そこで本研究では,TIE法によるSQAM変調信号光の復調精度向上を目的とした新たな信号光位相変調法を提案し,その有用性を示す.