電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-7-6
ホログラフィックデータストレージにおけるSQAM信号の最小二乗法を用いた等化
○佐藤隆典・菅野円隆・文仙正俊(福岡大)
ホログラフィックデータストレージ(HDS)では,結像光学系の限界や,配置ずれなどの原因により符号間干渉が発生する.この問題を解決するために, 最小二乗法を用いた等化技術が,従来の2値強度変調シンボルデータページを用いたHDSで提案されている[1].HDSを更に大容量化する手法として,多値強度変調に加え多値位相変調も施す空間直交振幅変調(SQAM)が提案されている一方で[2],これまでにSQAM信号にこの最小二乗法を用いた等化技術が適用された例はない.本稿ではホログラムの記録再生過程において歪んだSQAM出力信号をこの等価技術によって回復し,ビットエラーレートを改善できることを数値シミュレーション及び実験により示す.さらに等化の範囲を変化させることによって等化範囲の最適化を行った.