電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-5-4
閉成時にアーク放電を発生しない条件での電磁コンタクタの諸特性
◎下間 秀・吉田 清・澤 孝一郎(日本工大)・鈴木健司・高谷幸悦(富士電機機器制御)
本実験では、前報に続いて小型の直流用電磁コンタクタを使用し連続開閉をさせ、接点のアーク放電の形態と各諸特性を調べた。今回は最小アーク電圧より小さい電源電圧で閉成時にアーク放電が発生しない条件で開閉を行い、アーク放電が発生する条件と諸特性や接点の形状がどのように変化するのかを調べた。前報では電源電圧は100Vだったが、今回は約3Vに設定して閉成時電流は同じ値とした。実験結果は、閉成時にはアーク放電はほとんど発生せず、バウンス中の開離時に極短いアーク放電が発生した。バウンス時間は溶融電圧のバウンスも含んだため、100Vの時よりも少し長くなった。接点形状の変化は100Vの時と同様各陽極に凹み、各陰極に突起ができ、接点の凹凸周辺のアーク放電による損傷はほとんど見られなかった。電極質量変化量は100Vの時と比較して、極めて小さくなった。