電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-2-86
マイクロ波マンモグラフィ実験装置の開発
○長山好夫・土屋隼人(核融合研)・山口聡一朗(関西大)・杉戸正治(分子研)・森山敏文・田中俊幸(長崎大)
乳房での電気定数(誘電率、導電率)が正常組織と癌組織とで大きく異なることを利用したマイクロ波CTによる乳癌検診(マンモグラフィ)の実験装置を開発した。送信波と受局部発振波は同期した2台のシンセサイザで発振し、時間的に周波数(0.6〜4.5GHz)スキャンする。30個の送信器とは機械的に切り替える。散乱波は66個の誘電体積層ダイポールアンテナで同時受信し、パワーと位相をサンプリングする。散乱波の受信と計算が一致するようFBTS法で電気定数の空間分布を求める。硬化牛脂に高誘電率のジルコニア球を入れたファントムを用いた初期的実験では、散乱波は高周波の直角偏波成分に強く現れる。