電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-2-85
実時間フーリエ変換のためのスパイラル型分散性遅延線路の設計
○堀井康史・北村敏明(関西大)
近年、電波の有効利用を目的にコグニティブ無線への期待が急激に高まっている。この技術は無線機周辺の電波利用状況を瞬時に判断して空きチャネルを活用しようとするもので、そのフロントエンドには高速な周波数解析回路が必要となる。しかし、利用周波数が高くなるとデジタル信号処理ではFFT処理に時間がかかり瞬時性が失われる。本報告では、これを補完する技術としてアナログ回路でリアルタイムにフーリエ変換処理を実現する「スパイラル型分散性遅延線路」を新たに提案し、その有用性を実験および理論により検証する。検証の結果、外寸6.0mm×6.0mm×1.08mmで所望の群遅延特性を実現できた。