電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-2-32
2次元カイラルメタマテリアル構造における電磁波伝搬
◎久本伸之・上田哲也(京都工繊大)・冨田知志(奈良先端大)・澤田 桂(理研)
近年、光学の分野では、フォトニクス結晶に関する研究が活発に行われ、なかでも、強磁性体の利用など時間反転対象性を破った周期構造を含む媒質と異種媒質との境界に沿って表面波が一方向にのみ伝搬する現象が報告されている。また、時間反転対称性があっても、構造のカイラリティによって光の波動関数にトポロジカルな性質をもたせることで類似な現象が起こることも報告されている。本研究では、マイクロ波領域においてカイラルメタ分子がサブ波長間隔で並べられた2次元カイラルメタマテリアル内の電磁波伝搬を実験的に調べた。その結果、2次元カイラルメタマテリアル内の電磁波モードは、伝搬方向に大きく依存して変化することを確認できた。