電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-1-19
フェライトで被覆された導体円柱による散乱
○八代健一郎(千葉大)
従来から複数の異る材質の円柱による多重散乱を大域基底を用い、ガラーキン法を適用したモーメント法に基づく解析を行っている。この方法は円柱の表面インピーダンスを求めれば、複数の様々な円柱からの散乱を調べることができるように工夫されている。大域基底の使用により円柱1本当たりの未知数の数が区分的基底を用いる方法に比べて半分以下に抑えられる。また、対象を円柱に限定したことで連立線形方程式の係数は解析的に求められている。ここでは軸方向に磁化されたフェライトにより被覆された導体円柱の表面インピーダンスを求めた。これにより、前述の方法の適用範囲が広がった。数値計算例として、フェライト円柱の場合とフェライト被覆導体円柱の場合を比較した。また、別の例として正3角形の各頂点に配置されたフェライト被覆円柱による散乱を計算した。