電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-1-18
損失誘電体層で覆われた導体円柱による電磁波散乱
○西本昌彦(熊本大)・中 良弘(九州保健福祉大)
電磁波レーダはコンクリート内部の非破壊検査・診断分野における有力な計測センサの一つであり,コンクリート構造物の劣化診断において大きく貢献できるポテンシャルを有している.本稿では,その基礎資料として,損失誘電体層で覆われた導体円柱による散乱問題の解析を行っている.これは,鉄筋の周りの腐食コンクリートを損失誘電体でモデル化したものである.この問題は精密な解析解が得られるため,腐食の程度と散乱応答の関係が明確にでき,また,他の解析手法の参照解としても利用できる.