電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-1-10
マイクロ波UWBレーダによる乳癌検知のためのEnvelope 法とFDTD法を用いた表面波抑圧法
◎遠藤芙輝・木寺正平(電通大)
マイクロ波UWB(超広帯域:Ultra Wideband) レーダは,高い分解能と誘電体透過性を持つため,非侵襲生体内部計測技術として有望である.特に癌細胞の誘電率および導電率は,正常細胞のそれらに比べて数十倍程度を
有するため,卓越した反射波を得ることができる.また,X 線マンモグラフィでは検出が難しい初期の石灰化も検出可能であると報告されている.癌細胞の画像化には乳房表面からの応答を抑圧することが不可欠である.手法はFIR フィルタにより表面波を抑圧しているが,素子が乳房表面に密着していることを仮定している.本研究では,Envelope 法により乳房表面を高精度に推定し,同反射波をFDTD(Finite Difference Time Domain)法により生成し,抑圧する手法を提案する.提案法の有効性を数値計算により示す.