電子情報通信学会総合大会講演要旨
BT-2-1
インポータンスサンプリングシミュレーションによる待ち行列特性評価
中川健治(長岡技科大)
本発表では,待ち行列におけるパケット廃棄確率を確率的シミュレーションによって高速に推定する方法について述べる。通常のモンテカルロシミュレーション(MC)法では,廃棄事象がなかなか発生しないのでシミュレーションに膨大な時間が掛かる。その問題を克服するために,インポータンスサンプリングシミュレーション(IS)法を適用し廃棄事象をより多く発生させてシミュレーションを高速化し,適切な補正を行って目的の廃棄確率に対する不偏推定値を得る。廃棄事象の発生頻度を上げるために元の確率分布と異なる分布を用いるが,シミュレーションを最も高速化させる分布の決定について解説する。そして,MC法とIS法によるシミュレーション結果を比較し考察する。