電子情報通信学会総合大会講演要旨
BS-8-11
二重化平行二線路を用いた走行中ワイヤレス給電の実証実験
◎前川拓也・伊原木 駿・岡本拓也・William-Fabrice Brou・Quang-Thang Duong・東野武史・金子裕哉・岡田 実(奈良先端大)
現在ワイヤレス給電の新しい課題として,走行中給電が挙げられている.この中で電磁誘導および共鳴方式の一次回路は,そのほとんどがループコイルを用いたものであるが,給電エリアの拡張に多数のコイルやインバータが必要なため,回路が複雑化する.一方,給電エリアを広げるため平行二線路を用いた無線電力伝送方式が提案されている.この方式は,二本の銅線を延長するだけで容易に給電エリアの拡張が可能である.しかし,平行二線路上の定在波特性により,伝送電力が二線路の長手方向の位置に応じて変動するという問題がある.そこで,給電側に平行二線路をもう一つ設け,空間的に位相を90°ずらすことで伝送電力の変動を緩和する手法を提案する.実装実験によって,提案手法の有効性を明らかにする.