電子情報通信学会総合大会講演要旨
BS-8-8
平行2線を用いた走行中ワイヤレス電力伝送技術について
○鶴田義範(ダイヘン)
金属接点の接触を介さずに無線で電力を供給するワイヤレス電力伝送技術は従来では電動歯ブラシやひげ剃りなどの水回りで使用する機器を中心に利用されてきたが、近年は小型電子機器や工場内の自動搬送台車、電気自動車や大形電動車両向けなどに盛んに開発が行われ、一部実用化されている。
ワイヤレス電力伝送技術については大部分は送電側受電側双方が静止した状態で限られた範囲内での電力伝送を想定しているが、給電エリアの連続的な拡張や移動体への給電方法として、いわゆる走行中ワイヤレス電力伝送技術についても方式検討が進められている。代表的な走行中ワイヤレス電力伝送技術としては、ループコイル方式、飛び石コイル配置方式、平行2線方式(1)などが挙げられる。
本稿では平行2線方式を用いた走行中ワイヤレス電力伝送技術のうち、磁界結合のみを用いた場合の電力伝送原理について簡単に述べる。また、この方式を用いて作製したデモ装置について紹介し、構成の説明を行う。