電子情報通信学会総合大会講演要旨
BS-8-2
二次元共振器アレイ型無線電力伝送における共振器間通信受信信号強度を利用した位置推定
◎橋詰 新・成末義哲・川原圭博・浅見 徹(東大)
我々は室内の床や壁に共振器を敷き詰め,室内全体に無線電力伝送を可能とするシステムの研究を行っている.このシステムでは,中継器のON/OFFを切り替えることで受電器に対して線状の電力パスを生成し無線電力伝送を行うため,受電器の位置推定が重要な課題となる.以前我々は,共振器間通信を利用した位置推定を提案したが,複数のタグと通信ができるようになってしまう場合には自身と最も磁気結合が強いタグを判別できないという問題が起こると考えられる.そこで本稿では,受信信号強度(RSSI)を利用して,位置推定可能範囲を拡大した際でも高精度な位置推定を提案する.タグ付き中継器及びRSSIが測定可能なリーダ付き受電器を試作し,RSSIと結合係数の関係を測定することで,RSSIを利用した磁気結合にもとづく位置推定の可能性を示す.