電子情報通信学会総合大会講演要旨
BS-2-5
Opportunistic Routingにおけるホップ数と近傍関係に基づく冗長パケット削減手法
○山崎 託(早大)・山本 嶺(電通大)・三好 匠(芝浦工大)・朝香卓也(首都大東京)・田中良明(早大)
アドホックネットワークにおいて,日和見的に複数の転送端末を利用し,転送経路を冗長化するOR(Opportunistic routing)が提案されている.しかし,ORでは,低端末密度下において転送経路の冗長化ができずパケット伝送成功率が低下する問題がある.著者らが提案しているPRIOR(Prioritized forwarding for opportunistic routing with retransmission control)では,ORに再送制御を組み込むことで低端末密度下でのパケット伝送成功率を改善している.一方,高端末密度下では,再送パケットによる通信負荷が問題となる.本稿では,PRIORを拡張し,優先転送端末との近傍関係と,前ホップ端末と自端末がもつホップ数の差を用いて再送制御を制限し,かつホップ数を考慮した確認応答パケットを用いることで,冗長なパケット転送を抑制する手法について検討している.