電子情報通信学会総合大会講演要旨
BS-1-6
腕部に装着されたウェアラブルコイルの磁界結合を利用するボディエリアネットワーク
○越地福朗・藤田佑輔(東京工芸大)・越地耕二(東京理科大)
本稿では,ウェアラブルコイルの装着された腕部の折り曲げに対する送受信コイル間の伝送特性および周辺磁界分布,生体安全性の検討を行った.その結果,送受信コイル間距離325 mmにおいて,腕部の折り曲げ角度 0〜60°に対して,伝送特性の最大値はS21= - 29〜- 31 dBとなり,腕部の折り曲げに対する伝送特性への影響は小さいことを確認した.また,90°以上の折り曲げでは,コイル間距離が近くなるため,伝送特性は向上し,135°において,最大 - 20 dBとなることを明らかにした.また,通信時の生体安全性について,SAR値によって評価し,送信コイルの出力を1 mWとしたときに,SARの制限値である2 W/kgの1/300以下と,生体の安全性も十分確保されていることが確認された.