電子情報通信学会総合大会講演要旨
BP-5-1
都市高速道路の「中」で見た無線センサネットワーク
鈴木 誠(東大)
IoT に期待される重要な役割の1つは,社会インフラ老朽化,エネルギー問題,農場や工場における生産性向上など,各種領域における課題の解決である.これに向けては,各種領域の技術者自身が試行錯誤を繰り返すことが必要であり,センシングシステムを自ら構築可能とすることが重要である.筆者らは,このような観点から,省電力・高速収集・100%信頼性・時刻同期・ネットワーク拡張性といった機能によって,ユーザに無線や分散システムであることに起因する複雑性を隠蔽することが必要不可欠であると認識し,無線センサネットワーク向けプラットフォームChocoの開発を進めている.本稿では,Chocoの概要を示すとともに,大規模ネットワーク構築時の有効性を明らかにするために行った都市高速道路における実証実験について述べる.また,このような大規模ネットワークを構築する際に重要となるセンサノード管理機構に向けた検討を示す.