電子情報通信学会総合大会講演要旨
BP-2-5
Cache Networkingにおける最大フロー基準を用いた有効性評価
○三宅茂樹・明石 修(NTT)・朝枝 仁・松園和久(NICT)
cache networkingのパフォーマンスを議論する多くの文献ではその基準としてキャッシュヒット率を採用している.しかし,キャッシュヒット率は従来LAN環境におけるプロキシサーバの性能評価のために導入されたものであり,全域にキャッシュが配置されたネットワークの性能評価に対して適切であるかどうかは自明ではない.近年同様にキャッシュヒット率基準への批判的な観点から,コンテンツ取得までの平均距離やリンクコストの最小化を目指す基準が提案されている.
我々はネットワークにかかる負荷とも関連し,またどれ位多くのエンドユーザが利用できるかに着目することで最大フロー基準を提案する.この最大フロー基準は,キャッシュが存在しない場合におけるネットワークの最大フローの概念を自然に拡張したものであり,簡単なcache networkingモデルから導出される.