電子情報通信学会総合大会講演要旨
BI-8-6
プラスチック光ファイバ中のブリルアン散乱とそのセンサ応用
○水野洋輔・林 寧生・中村健太郎(東工大)
プラスチック光ファイバ(POF)は、100%もの巨大な歪に耐え、塑性変形を活用することで「記憶」機能を付与できるため、近年センシングファイバとして注目を集めている。本発表では、POF中のブリルアン散乱は、周波数シフトやその歪や温度に対する依存性がガラス光ファイバとは大きく異なる(依存係数が異なるのみならず、非線形性を示す)ことを紹介する。次に、このような特異な特性を有するPOFを用いた歪・温度分布測定について最新の進捗を報告する。特に、ブリルアン光相関領域反射計(BOCDR)によるcmオーダの高空間分解能の実現や、最近開発された高速BOCDRの適用による歪や温度分布のリアルタイム検出の実現に重点を置く。