電子情報通信学会総合大会講演要旨
BI-2-8
ノイズ抑制シートの今後の展望
○山口正洋(東北大)・三浦太郎(ザ・ミュラー・コンサルタント)
ノイズ抑制シートは日本で生まれ,アジアから世界にその利用が拡大している。筐体レベル,ボードレベルからICパッケージレベルまでを網羅する実装形態は,いまやICチップ内レベルに及ぼうとしている。その機能は,元来のノイズ抑制に加え,RFIDにおける非接触エネルギー/信号伝送の実現に大きく寄与し,またノイズ抑制と放熱性確保等の複合機能化に進んでいる。サイドチャンネルアタックに対する将来的な情報セキュリティ技術に進展する可能性も秘めている。対象周波数帯は30MHz〜30GHzの広帯域に及ぶ。
その一方で,シートの薄さや機械的特性とノイズ抑制性能との関係など材料科学,電磁気学・マイクロ波工学,および的知見などの学術的基盤技術の整理が進んでいる。以上をまとめ,今後の展望について述べる。