電子情報通信学会総合大会講演要旨
BI-1-3
21GHz 帯衛星放送システムの広帯域衛星中継器を用いた8K-SHV 信号伝送実験
○中澤 進・小泉雄貴・長坂正史・小島政明・鈴木陽一・斉藤恭一・田中祥次・斉藤知弘(NHK)
 8K衛星放送の本格的な普及や将来の放送コンテンツを伝送するため,筆者らは,新しい周波数帯として21.4〜22GHz帯を利用できるように研究開発を進めている.データ量の大きな信号を伝送するため,広帯域であっても単位周波数帯域あたりで充分な中継器出力が得られるように,アレー状に並べた複数の素子アンテナにそれぞれ増幅器を接続し,各素子の出力を空間で合成するアレー給電反射鏡アンテナを用いることで限られた衛星電力を有効に利用することができる.
 また,21GHz帯は,電波天文用に割り当てられた周波数帯に隣接しており,帯域外電力を制限する必要がある.そのため,広帯域な通過特性でありながら,急峻に減衰するフィルタを開発・試作した.
 本報告では,アレー給電反射鏡アンテナを用いた広帯域中継器の試作結果と8K信号を用いた伝送試験について述べる.