電子情報通信学会総合大会講演要旨
BCS-1-3
屋内外シームレス電波環境解析のためのSfMや深度センサによるFDTD実環境マルチスケール数値モデル構築
○園田 潤・今野海航(仙台高専)・橋本瑞樹・金澤 靖(豊橋技科大)・佐藤源之(東北大)
 FDTD法は,任意形状のモデル化が比較的容易であるが,解析で使用する数値モデルを用意する必要がある.これまでに既存のCADモデルをFDTD数値モデルに変換する手法等が研究されているが,CADモデルが存在しない場合には物体の位置や大きさを計測する必要があった.我々はこれまでに,FDTD法の実環境数値モデルを構築する手法として,市販ディジタルカメラ1台で物体の3次元復元が可能なSfM (Structure From Motion)を適用した手法や,KinectやXtion等の距離情報が直接計測できる深度センサと点群処理ライブラリを組み合わせた手法を開発しており,3 m程度の室内環境を数cm程度の精度でモデル化できることを明らかにするとともに,数値モデル構築の誤差がFDTD法による電磁界解析に及ぼす影響について定量的に評価している.
 本研究では,UAV (Unmanned Aerial Vehicle)による空撮画像とSfMを用いた屋外構造物のFDTD数値モデル構築を示し,これまでに我々が開発した屋内のモデリング手法と結合することにより,FDTD法を用いて屋内外電波環境等をシームレスに解析できるFDTD実環境マルチスケール数値モデルの構築について述べる.