電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-21-22
磁界共振結合型無線電力伝送における遺伝的アルゴリズムを用いた受電共振器アレイの設計
◎笹谷拓也・成末義哲・川原圭博・浅見 徹(東大)
磁界共振結合型無線電力伝送におけるこれまでの共振器の設計手法の提案は,設計者の直感や解析的手法に基づくものが多く,複雑な問題に対しては応用が困難であると考えられる.給電用の共振器の設計と同様に電磁界を扱う問題であるアンテナの設計においては,このような複雑な問題に対して,遺伝的アルゴリズム等の進化的アルゴリズムを用いた最適化手法の有効性が示されてきた.そこで本稿では,送電共振器アレイを用いた給電システムにおける,最も効率が悪化する位置での給電効率の向上,すなわち最低給電効率の向上という目的に対して,遺伝的アルゴリズムを用いた受電共振器アレイ形状の最適化を行った.そして提案手法により最適化された受電共振器アレイを用いることで,最低給電効率が3.8%から34.4%に向上することを示し,実験により結果を検証した.