電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-20-23
がんの温熱治療用高周波誘電加温装置使用時のボーラス-人体間の間隙によるホットスポット低減法
◎熊谷一樹・齊藤一幸・伊藤公一(千葉大)
高周波誘電加温装置を用いたがんの温熱治療の際に生じる,人体とボーラス間の間隙に挿入する誘電体の電気定数を,数値解析により検討した.評価には,生体内での電磁波エネルギー吸収量(specific absorption rate; SAR)を用いた.電磁界解析にはCST社のMicrowave Studio 2015を用いた.人体モデルには独立行政法人情報通信研究機構の提供する高精細数値人体モデル成人男性“TARO”を使用した.解析を行った結果,誘電体の導電率が体内でのSAR分布に大きな影響を及ぼすことが確認できた.また,間隙への対処には,導電率が低い誘電体の挿入が有効であると確認できた.