電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-20-15
OpenFlowを用いた既存の医療用VPN回線の統合
◎星 一眞・李 中淳・鈴木裕之・小尾高史・大山永昭(東工大)
医療機関等における外部通信に要求されるセキュリティ要件を規定した厚生労働省のガイドラインでは、ネットワークの伝送途中で仮想的な迂回路を形成することによる意図しない接続を防止することを求めており、多くの医療機関等では、用途に応じて複数の医療用VPN回線を使い分けている。これに対して我々は従来から、医療用の管理型VPNであるオンデマンドVPNと、SDNの代表技術であるOpenFlowを組み合わせることにより、一つの物理回線で複数の医療用VPN回線と論理的に同等なネットワークを構築する回線統合手法を研究してきた。本論文では、現在の医療用VPNとしての実装形態の一つであるUSBトークンタイプのオンデマンドVPNにおいて、医療用VPN回線を統合するネットワークシステムの実現モデルを示し、回線統合をしても大きな速度遅延が発生しないことを確認した。