電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-20-4
三相交流型経皮電力伝送の試作インバータ使用時の放射磁界測定
○橋本一生・柴 建次(東京理科大)
経皮電力伝送による植込み型補助人工心臓への無線給電が研究されている.TETは体外の送電コイルと体内の受電コイル間の電磁誘導を用いている.しかし,この方式は放射磁界が大きく,CISPRなどの規格を満たさない.電子機器の多い医療現場において電磁環境特性は非常に重要な問題である.この問題に対して我々は三相交流型経皮電力伝送(三相交流型TET)を提案している.本稿では試作インバータにより三相交流型TETを駆動した場合の放射磁界測定を行った.その結果,負荷に対して5 Wの給電を行ったとき,従来型が45.8 dBμA/mであったのに対し,提案方式は30.3 dBμA/mと15.5 dBμA/mの磁界強度低減が確認された.