電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-19-13
長遅延を含む無線LANにおける適応的送信頻度制御の検討
○船引魁人・西尾理志・守倉正博(京大)・村山大輔・中平勝也(NTT)
長距離無線LANやRoF(Radio over Fiber)技術を用いた無線LAN(RoF WLAN)では長距離伝送区間が存在し,大きな伝搬遅延が生じるため,従来のCSMA/CA方式ではフレーム衝突率が増加する.この影響は長遅延を含む無線LANと既存無線LANの共存時により顕著となり,長遅延を含む無線LANのスループットの大幅な低下が生じるため,既存無線LANとの公平性が失われる.著者らはこの問題に対して,RoF WLANのAPに優先的な送信権を付与するATRAS方式を提案している.本稿ではATRAS方式による送信権獲得の頻度を決めるパラメータの初期値の決定方法及び適応的制御方法を検討する.提案方式によりスループットの公平性が達成されることをシミュレーション評価により示す.