電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-19-11
マルチバンドWLANにおける学習型60GHz帯サービスエリア検出法の特性評価
◎大津寛之・梅比良正弘・武田茂樹・宮嶋照行・鹿子嶋憲一(茨城大)
60GHz帯と2.4/5GHz帯を相補的に用いるマルチバンドWLANにおいて,移動端末のバッテリ長寿命化のため2.4/5GHz帯WLANのRSSIを用いた60GHz帯WLANサービスエリア検出法が提案されている.これは見通し波が存在すると2.4/5GHz帯の距離減衰係数が自由空間損失で近似できることを仮定しているが,比較的狭い閉じられた空間では,2.4/5GHz帯は比較的強い反射波により自由空間伝搬とならないため推定誤差が大きくなる問題がある.筆者らは60GHz帯と2.4/5GHz帯のRSSI測定結果を用いて60GHz帯WLANサービスエリアの推定精度を改善する学習型60GHz帯WLANサービスエリア検出法を提案している.本文では,学習型60GHz帯サービスエリア検出システムの動作シミュレーションを行い,学習時の忘却係数に対する収束特性と,所要誤検出率を満たす閾値マージンの改善量を評価した.