電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-18-23
個体差を考慮した省電力動物間通信用デバイスの構築
○牧山 紘(東大)・永澤美保(自治医科大)・瀬崎 薫・小林博樹(東大)
フィールドでの環境調査は安全かつ効率的に行うことが難しいが,ヒトと共存が可能である野生動物同士のコミュニケーションを用いることでこうした問題を解消できる.動物間マルチホップ転送システムはウェアラブルなセンサを用いることで大規模な動物間ネットワークを構築できるが,そのデータ共有システムにおいて再現実験を実施し評価したところ,通信の省電力化における精度においては体高に関わらず改善の余地があることが分かった.本研究ではこの精度を向上するために,ヒトの行動認識手法の一部を導入した省電力通信システムを開発し,シミュレーションを行うとともに,実際に各動物個体の体高に合ったパラメータに設定されたデバイスを構築し,フィールド実験を行った.その結果,シミュレーション,フィールド実験どちらにおいても先行研究より高い精度で省電力化ができることを示した.