電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-18-17
銀ナノインクを用いたパッシブ型圧力センサの人体貼付用途における設計手法
◎橋爪崇弘・笹谷拓也・成末義哲・川原圭博・浅見 徹(東大)
我々は,衣服や靴などの適切なフィット感の提示や,抱っこ時に赤ちゃんに加わる圧力の計測等への応用を目的として,センサに与えられた圧力を無電源・非接触で読み取り可能な,配線処理不要のプリンタブルパッシブ型圧力センサの基本構成の提案を行ってきた.しかしながら,実際に人体等に貼り付けて圧力を測定する際には,人体が誘電体として作用するために,圧力との対応関係にある共振周波数の値が変化してしまうと共に,読み取り精度が悪化するという問題があった.そこで本稿では圧力センサとして用いる際の現実的な束縛条件と人体の存在を考慮したセンサ設計手法を提案し,シミュレーションによるパラメータの導出とその結果に基づく実装を行った.これにより,人体貼付時でも圧力が求められることを明らかにした.