電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-18-13
無線給電型土壌水分センサ実現のためのフェージング対策手法
◎小林亮介・成末義哲・繁田 亮・川原圭博・浅見 徹(東大)
ワイヤレスセンサネットワーク(WSN)のアプリケーションとして農業センシングが注目されている.特に我々が開発に向け研究を進めている土壌水分センサは,内部にバッテリーを持たずマイクロ波による無線給電によって半永久的な動作が可能なデバイスであり,これにより作物の生育に不可欠な水資源の管理への農業従事者の負担を軽減する。しかし,マイクロ波給電ではフェージングによって電界強度が著しく低下する場合があり,アンテナの位置や周波数に依存する形で給電効率が悪化する問題がある.本稿では,圃場での土壌モニタリングを目的とした屋外でのWSNを想定したマイクロ波給電において,フェージングの給電性能への影響評価を行ったのち,給電周波数シフトによる効率改善手法の有効性を示す.