電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-17-44
バンドバスデルタシグマ変調を用いた2波同時送信器における非対称成分の抑圧について
○前畠 貴(住友電工)・亀田 卓・末松憲治(東北大)
現在我々は1ビットバンドパスデルタシグマ変調(BP-DSM)方式による2波同時送信器の開発に取り組んでいる。この方式は、出力する1ビットのデータ列により周波数と無線特性を柔軟に変更する事が出来るため送信部の小型化に適している。一方で1ビットの時間波形に生じた波形歪に含まれる時間軸に対する非対称な波形成分が隣接チャネル漏洩電力比 (ACLR) を劣化させるとの報告がある。本報告では、2波同時送信器におけるこの歪補償対策として、これらの成分を帯域毎に抑圧する処理方式を考案し、数値計算によりその抑圧効果を確認したので報告する。この方式では抑圧前後で伝送速度を高速化せず、かつ1bitデジタル信号のまま、歪の抑圧を行う事ができる。