電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-17-34
電波環境データベース精度向上のための観測データクラスタリング法
◎長谷川 嶺・王 昊・藤井威生(電通大)
近年,周波数資源の枯渇を解決するためにコグニティブ無線(CR)による周波数共有が注目を集めている.CRにおいては,無線環境認識技術として,PUに関する情報を蓄積する電波環境データベース(DB) を構築し,SU端末と連携することで,大規模な統計値を利用したPU状態の推定を行う手法がある.DBの構築手法では,緯経線に沿った最小10m四方のメッシュを想定し,各区画毎に観測データの統計値を記録する.しかし,実際の道路や地形は必ずしもメッシュに沿っているわけではなく,区画内で観測サンプル数に偏りが生じてしまう問題があり,平均化された統計値の精度劣化が懸念される.そこで,メッシュ内をk-平均法によって複数のクラスタに分割することで統計値の精度向上を図る手法を提案する.