電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-17-32
フルデュプレックスセルラにおけるPFSの特性解析
○大戸琢也・山本高至(京大)・羽田勝之(Aalto Univ.)・西尾理志・守倉正博(京大)
フルデュプレックス通信を適用したセルラネットワークをFDC(Full-Duplex Cellular networks)と呼ぶ.
既存研究では,高い公平性を提供するスケジューリングとして,FDCにおいてPFS(Proportional Fair Scheduling)が提案されている.
提案された方式は,DL(Down Link)とUL(Up Link)の瞬時伝送速度と平均スループットの比の和が最大となるDLユーザとULユーザを選択する.

本研究の目的は,SINR(Signal-to-Interference-plus-Noise power Ratio)に基づいたスケジューリングの特性解析によって,FDCにおけるPFSの特性解析が可能となることを示すことである.
我々は,FDCにおいて平均SINRで正規化したSINRの和が最大となるユーザの組み合わせを選択するスケジューリングの特性解析をこれまで行っている.
このスケジューリングを正規化SINR最大化スケジューリングと呼ぶ.
本特性解析は,DLのユーザスケジューリング特性解析手法に基づいている.

本稿では,
正規化SINR最大化スケジューリングのシステム容量の定式化について述べる.
シミュレーションを用いることなく,FDCにおけるPFSのシステム容量の解析的な評価が可能となっていることを確認する.