電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-17-31
高密度無線LANにおける空間的セル重複低減のための重複推定手法に関する検討
◎神矢翔太郎・長嶋圭太・山本高至・西尾理志・守倉正博(京大)・杉原智行(アライドテレシス総合研究所)
無線LANの周波数利用効率を高めるためには,適切な無線リソース制御が不可欠である.特に無線LANはCSMA/CAに基づいたアクセス制御を行っており,同一周波数で運用される複数APのセルの重なりを減らすことは,送信局同士のアクセス権の競合を減らし,スループットの増加に繋がると期待される.著者らはこれまでに空間的なセルオーバラップを低減する分散的かつ適応的な周波数チャネル選択法を提案した.本方式では,チャネル選択の規範としてセル同士の重なり面積に基づいた利得関数を用いる.本稿では,この利得関数に関して,重なり領域に存在する端末の数によるセル同士の重なり面積の推定を検討する.シミュレーションにより端末の密度と全体のオーバラップ面積の低減量との関係を明らかにする.