電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-17-26
時間シフトを利用した電力検出器によるセンシング特性改善法の検討
◎太田真衣・太郎丸 真(福岡大)・藤井威生(電通大)・田久 修(信州大)
本稿では,コグニティブ無線システム(CRS)による電力検出器を用いたスペクトラムセンシングに注目し,検出特性改善法の検討を行う.電力検出を行う際にFFTを利用し,周波数ポイント毎に信号成分を取り出し電力検出を行う手法を用いる.通常の電力検出では,周波数毎に分解された信号情報を電力値に変換し,検出閾値と比較して信号の有無を判定する.この時,FFT時間窓長が,受信される信号波長の非整数倍となるとき,取り込み信号の不連続性から受信信号のスペクトルにおけるサイドローブレベルが高くなる現象が起きる.CRSにおけるスペクトルセンシングでは,元々信号が送信されていない帯域で信号を受信したと誤ることにより,CRSの通信機会が減少する.そこで,本検討では,このようなFFT処理に際する信号の不連続性による信号電力のサイドローブ上昇を抑制することを目的とし,検出特性を向上させる手法を検討する.