電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-17-23
無線LANとLAA LTEの周波数共用環境における電波環境認識技術に関する一検討
◎笹木裕文(NTT)・山田貴之(NTT西日本)・Doohwan Lee・中川匡夫(NTT)
近年,LTEの制御プレーンを用いつつ,データ伝送に5GHz帯等の免許不要帯を活用するLAA LTEの議論が活発に行われている.一方で筆者らは,異種無線システムの周波数共用環境において適切な無線リソース制御を行うために,状態遷移モデルに基づく電波環境モデルを用いて電波の発生源毎に時間占有率等の電波利用状況を推定する電波環境認識技術を提案している.このときの想定環境は,干渉回避機能を有する無線LAN機器と,干渉回避を行わずランダムに電波を発する干渉源が同一周波数帯を共用する周波数共用環境である.本稿では,近年のLAA LTEの動向を踏まえ,新たにLAA LTE機器が無線LAN機器および干渉源と同一周波数帯を共用する環境でも同様に電波利用状況の高精度な解析を可能とする電波利用状況推定手法を提案し,評価を行った.さらに提案法による電波利用状況推定結果を用いた無線リソース制御手法の一例として,LAA LTE機器のCWサイズ制御後のスループット予測に基づくQoS保証手法を提案し,評価を行ったので報告する.