電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-16-7
最適マルチパスルーティングのためのフローテーブル構成法
◎高橋洋介・鈴木晃人・辻野雅之・石橋圭介・塩本公平(NTT)
ネットワーク混雑を緩和する経路を導出するための数理計画問題として,多品種フロー問題(MCF) が知られている.MCF モデルのうち,OD(Origin-destination) フローのsplittabililty に関する制約条件を緩和したsplittable MCF は,計算コストが小さく大規模なネットワークに対しても実時間で最適経路を導出できる.しかし,得られた最適経路はマルチパスであるため,フローを任意の割合に分割できるマルチパス機能を持つネットワークにしか適用できない.例えば,OpenFlow の仕様においてもマルチパス機能は存在するが,機器への実装は進んでおらず,利用できる環境は限定される.上記の課題を解決し,標準的なOpenFlow ネットワークに対して splittable MCF で得られた最適経路を近似するフローテーブルを構成することを目指す.