電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-15-9
移動手段の混在を考慮した移動経路推定法
○倉沢 央・佐藤浩史・中村元紀(NTT)・木下 僚(東大)・高須淳宏・相原健朗・安達 淳(NII)
人や自動車などの移動体の移動経路に応じて情報を提供するロケーションサービスが普及してきている.しかし,サービスの質向上のために頻繁に測位をして詳細な移動経路を得ようとすると,消費電力が増大してしまう問題があった.そこで,我々は,移動経路の推定難易度に応じた適応的な測位間隔設定技術を提案している.提案技術は,移動経路の推定が容易な場所では測位頻度を下げ,推定困難な場所では測位頻度を上げることで,移動経路観測の省電力化を目指している.これまで我々は,移動手段の混在を考慮した移動モデルを提案し,格子状の座標空間でモデルの性能を検証してきた.本稿では,誤差を含んだGPS測位データからの移動経路推定を目的とし,道路網の座標を基準にしたGPS測位の誤差低減とモデル学習を繰り返し実行する手法を提案し,推定精度を評価する.