電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-13-4
1μm帯モード検出型OTDRの長距離化に向けた プローブパルスの入力パワーに関する検討
○中村篤志・岡本圭司・古敷谷優介・真鍋哲也(NTT)
我々は,光ファイバ伝送路の新たな健全性診断法として,シングルモード光ファイバ(SMF)の2モード領域を利用した後方散乱光測定技術(1μm帯モード検出型OTDR)を検討している.本技術の実網適用を考えた場合,数十kmの距離が測定可能なダイナミックレンジが必要となる.OTDRのダイナミックレンジ向上には,プローブパルスの入力パワー拡大が有効な手段の一つである.しかし,誘導ブリルアン散乱(SBS)や誘導ラマン散乱(SRS)などの非線形現象により,入力パワーは制限される.そこで本稿では,1μm帯モード検出型OTDRの長距離化に向けて,SBSおよびSRSの影響について検討したので報告する.